仕事をサボっている・怠けているわけではないのに、要領が悪く仕事が遅い、ミスが多い・・・
「仕事がなかなか覚えられない」そんな悩みを抱えていませんか?
「自分は周りと比べてミスも多い」と感じていたりしませんか?
今回は、そう感じているあなたが、ミスをなくし「仕事が覚えられる人」に変わる方法をStep毎にご紹介します。
著者: グー |
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仕事が覚えられない原因は「聞き方」にあり
例えば、僕があなたに、「パソコン」について、説明をするとします。
パソコンには、画面がありキーボードがあり、内部にはメモリ・CPUなどのハード基板があって、などなど。10~15分ほど説明をします。
その後、僕があなたに「どうでしょう、理解できましたか?わかりましたか?」とお聞きすると、あなたはどう答えますか?
ほどんどの方は「はい」と答えます。
しかし、さらに僕が「では、今話した内容を覚えている範囲で話してください」というと、「はい」と答えた内のほとんどは言葉が出てきません。
これは、“人は話を聞いているようで、実はほとんど聞いていない”ということを証明しています。
この言葉が出ない人が、仕事を覚えられない人の特徴です。
頭に”残る人”と”残らない人”
同じ時間に同じ場所で同じ話を聞いても、”頭に残る人”と”頭に残らない人”の2種類の人がいます。
- 頭に残る人 -> 仕事が覚えるのが早い、成長できる人
- 頭に残らない人 -> 仕事が覚えられない、成長できない人
その2者の違いは、ちゃんとインプットしているかどうかです。
「ちゃんと話は聞いているよ!」とおっしゃる方がほとんどだとは思います。
しかし、「聞いたことをもう一度説明してみて」というと【復唱ができない】【説明ができない】ことが明白になります。
つまり、仕事が覚えられない人というのは、”偽物のインプット”をしているのです。
では、”本物のインプット”とは、どういう状態を表すのかというと。
脳に情報が入って、その情報を整理・理解し脳内に置かれた状態
なので、仕事がデキる人・覚えるのが早い人というのは、”本物のインプット”ができていて、聞いたことを復唱・説明ができます。
そして自己成長の糧とし伸びていきます。
“本物のインプット”ができる。聞いたことを人に伝えられる。 -> 成長できる
仕事ができない人・覚えられない人
“偽物のインプット”をしている。説明されたことを人に説明できない。 -> 成長できない
“仕事が覚えられる人”に変わる方法
ほとんどの仕事が覚えられない人は、”偽物のインプット”をしていることに気付きません。
なぜなら、自分は「ちゃんと聞いている」「ちゃんと理解している」と思い込んでいるからです。
Step1: 自分が説明を理解できていないことを確認する
まずは自分は「ちゃんと聞いている」「ちゃんと理解している」という思い込みを捨てて、聞いたことを説明できるかどうかを確かめます。
上司や先輩に説明を受けたこと、指示を受けたことを書き出すもしくは復唱してみましょう。
それが正しいかどうか、上司・先輩に確認をしてください。
そこで認識違いや間違いがあれば、あなたは説明を受けたことを100%聞き取れていないということなのです。
Step2: 100%聞き取る|メモを取る
「聞き取れていない」「記憶に残っていない」ことを実行することは不可能です。
上司や先輩の指示を100%聞き取ることが必要になります。
いきなり100%というのはハードルが高いので、聞き取る精度を上げることに意識を集中しましょう。
すぐに取り入れることができる簡単な方法としては“メモを取る”ことです。
当然、聞いたことをメモするので聞き漏らすということもなくなり、忘れても思い出すことができるようになります。
メモ手帳でもいいですし、今時なスマホのメモ帳でも良いと思います。やりやすいものを取り入れましょう。
実は、仕事を覚えられない人のほとんどはメモを取りません。
そして仕事のできる人は、メモを取ります。見える場所でなくても、説明を聞いた後に要点をまとめて保存しておく等のメモを取ると同等の行動をとっています。
しかしそれは仕事がデキる人の段階での方法です。
まずはメモを取り出しやすい状態を作り、”聞きながらメモを取る”。そして、100%聞き取るということに全集中しましょう。
Step3: 100%記録する|聞き取ったもの・メモしたものをアウトプットする
メモを用意し、100%聞き取るという意識でメモを取りました。つまりインプットの意識を高めました。
しかし、そのままにしておくと、いずれあなたの記憶から消去されてしまいます。
それでは自分の成長のためのノウハウを蓄積できません。
“人はアウトプットしないと、記憶できるのは長くて1ヶ月程度”です。
これは人間の性質なので、気に病む必要はありません。
100%聞き取った内容を次は”100%記録”します。
要点などをまとめた自分用のノートなどを作りましょう。市販のノートでもWordやExcelなどのデータ化しても良いので、整理し記録することが記憶定着につながります。
- 仕事を覚える第1歩 -> 100%聞き取る(インプット)
- 仕事を覚える第2歩 -> 100%記録する(アウトプット)
Step4: 「わかりました」という前に確認する
例にも出しましたが、何か説明を受けたときに仕事を覚えられない人は、条件反射的に「わかりました!」と言います。勿論、わかったはずなのに復唱・説明はできません。
つまり”わかっていない”のに「わかりました」と言っていることになります。
メモを取らずに聞いて、その場ではパッと疑問も出てこず、進めていくうちに疑問が出てきたので、その時点で質問をしにいく。
そうすると「なんで最初に聞かないんだ」「なんで今になって質問してくるんだ」そんなことを言われた経験はないですか?
100%聞き取る意識を持ってメモをしていれば、その場で・その説明の直後で、内容を振り返ることができます。
内容を確認し、わからない点や曖昧になっている点・疑問点などを早めに確認・質問しましょう。
上司や先輩に質問するのであれば、説明直後が一番良いのは当然ですね。
質問がない場合でも、内容を確認することがおすすめです。
自分の理解した内容を復唱し、上司・先輩との認識は合っているのか、「問題ないでしょうか」と確認しましょう。
わからないことを聞くことは、一時の恥です。
わからないことを放置すると、不明瞭なことがどんどん増え「何がわからないかわからない」という身動きが取れない状態になってしまいます。
そして「要領が悪い・仕事が遅い」 = 「仕事ができない」と言われてしまうようになるのです。
ですので、すぐに「わかりました」というのは止め、指示の内容についての疑問点・不明点は、その場ですぐに解消するよう心がけましょう。
Step5: 指示を100%実行する
100%聞き取る -> 100%記録する と段階を追ってきました。
最後のステップは、“100%実行する”です。
100%、100%…と、難しいと思うかもしれません。
しかし、上司や先輩から指示をされた内容というのは、必要最低限の仕事内容です。
つまり、「出来て当然のレベルの仕事」と思って上司や先輩は指示をしています。
この指示を100%実行できて初めて及第点。”1つの仕事を覚えた”ということです。
↓ < 質問・確認!
整理してアウトプット 100% 記録する
↓ < 質問・確認!
それぞれを総動員して 100% 実行する
これらの精度を高めることが、
さいごに: メモは本質を捉えるための第一歩
ここまで、「仕事をなかなか覚えられない、ミスをする人が”仕事が覚えられる人”に変わる5ステップ!」をご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
まずは行動することが何より大事です。今を改善したいそう思っているのであれば、すぐにメモを用意しましょう。
そして明日からメモを書く癖をつけていきましょう。
それだけでも、大きく一歩を踏み出した成果が必ずあなたに返ってきます。
メモを取るということは”備忘録”を作るということですが、それは基本的なメモの役割でしかありません。
メモを取り慣れてくれば、要点をつかむことがスムーズに出来るようになり、断片的な要素の中から内容の本質を見つけることが出来るようになります。
その本質から新しいアイデアや気付きを得ることも可能になるのです。
それが仕事の応用に繋がり、指示されたこと以上の成果を発揮できるようになります。
是非、まずメモを取ることから始めてみましょう^^
是非、仕事を覚えられるようになって、成長の楽しさを味わいましょう!
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