エンジニア未経験で転職する会社選びに迷っていませんか?
SIer?Web系自社サービス企業?何が違って、どちらが自分にとって合っているのか悩んでいませんか?
今回は、IT企業の「SIer」「Web系自社サービス企業」の違いと未経験者におすすめな会社はどちらかについてお話ししたいと思います!
僕は、新卒でSIer企業に入り7年働いた後、Web系総合商社ベンチャーへ転職。
0->1 Webサービス立ち上げをリーダーとして経験。
さらにそこから大手Web系自社サービス企業へ転職しています。
つまりSIer、Webサービス企業の両方の環境かつベンチャーと大手を経験しています。
その経験から、エンジニア未経験の方が、どちらの業態がおすすめなのか紹介していきたいと思います!
- SIer?Web系自社サービス企業?会社の違いがわからない方
- エンジニア目指しているけど、どんな会社を選べばいいのか悩んでいる方
著者: グー |
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「SIer」「Web系自社サービス企業」
まずは、この業態の違いってなんなのか、エンジニアや業界の方はすぐにわかると思います。
ですが、エンジニア未経験の方やこれからエンジニアを目指す方のために解説していきたいと思います。
では、早速いきましょう!
SIerってどんな会社?
システムインテグレーターと呼ばれ、自社ではなく他社のサービス・アプリケーション開発を受注して、利益を得る会社のことです。
その受注したお客様先へ出向したり開発自体は本社で行ったりとお客様により開発方法や場所が異なります。
基本的にはお客様側の規律に従うことが多いです。またシステム保守・運用の依頼を受注することもあります。
どんな感じで仕事をするのか
開発チームのリーダーやマネージャといったポジションのメンバーが、お客様との要件定義や仕様調整を行い仕様書を作成。
それに従い複数のエンジニアが実装機能を細かくわけ効率的に開発をしていく形がメインです。
エンジニア個人としては、開発の難易度は分散によって下がり初心者でも対応していけるよう調整されている。
しかし、小分けされた機能の開発をすることが多く、システム全体を把握することがなかなか難しいというデメリットもあります。
色々な企業のサービスを開発できると言う点は、かなりメリットではあると思います。
また周りにエンジニアが多いため、技術的な知見を吸収するには最高の環境であると言えます。
将来的なキャリアプランは?
また、SIerでのエンジニアのキャリアプランは、どちらかというとマネジメント層へのプランが主です。
勿論インフラ系のエンジニアへの道やがっつりコードを書くプロフェッショナルな道もありますが、基本は管理者側に回ることが多いです。
サービス開発をガシガシやっていきたい人にとっては、段々と将来の方向性の違いを感じることになる。
将来、大きなシステム開発のマネジメントをしてみたい!と言う人にはおすすめの環境と思います。
会社はどんな感じ?
受注元企業に対してエンジニアを提供する形態となるため、社員比率はエンジニアが8割以上の会社が多い。
本社や他社と、各エンジニアがいろいろな勤務場所で点在しているため帰属意識の名の下に、社内交流イベントはよくあります。
初心者でも転職できる?
求人でエンジニア未経験でも募集をしている率が高く、大体は入社3ヶ月〜半年ほどはプログラミング研修等を行っている。
現場に出るまでに、手厚いフォローをしてくれる。
SIer企業の選び方は?
システム開発を発注した会社から直接受注を受け、開発を行う企業かどうかと言う点です。
2次受け・3次受け(1次受けのSIerからさらに発注された案件を受注すること)のSIerは正直ブラックなところが多い印象。納期や仕様変更に追われ余裕がない。
Web系自社サービス企業ってどんな会社?
その名の通り、自社でWebサービスを展開しており、自社内にサービス開発エンジニアを有する会社のこと。
他社から受注はせず自社内にて、いくつかのサービスを開発・運用している。
どんな感じで仕事をするのか
社内にて開発を行い、営業・企画・デザイナーなどとコミュニケーションを取りながら要件定義から提案も含め開発だけでなく幅広く業務をこなしていく。
一つのWebサービスについて考え、成長させていくために開発をするので自分の書いたコードが成果への繋がりを感じることができる。
また、深くWebサービスに入れるため、そのシステムについて全体像を把握することができる。
企画やディレクションを行うメンバーとも距離が近いためマーケティング知識やサービス自体を成長させていくために必要なプロセスを体感できるというところが一番のメリット。
しかし業務範囲が広いため、エンジニア未経験・プログラミング未経験でいきなり入っていくにはハードルが高い部分があります。
また1つのサービスに集中するため、それ以外のシステムにアンテナを張って広い視野を持つ必要があると思っています。
勿論いきなり難しい対応を振るような会社は若干ブラックな気もしますが、少なくともコミュニケーション能力(やる気と人柄)とある程度のプログラミング経験(ポートフォリオは少なくともあるべき)は必要。
将来的なキャリアプランは?
SIerと違い、社内の職種が多岐にわたるためエンジニアとしてのキャリアUP以外を目指すことも可能でしょう。
マネジメントやディレクション、企画そしてマーケティングへの転向など、サービスに深く関わることならではのキャリアプランと言えるのではないでしょうか。
勿論、エンジニアのリーダー・マネージャへキャリアUPも目指せます。
会社はどんな感じ?
割とエンジニアよりも営業職系の社員が多いため、ワイワイしている雰囲気の会社が多いです。
業種の垣根なくコミュニケーションが多いのが特徴かなと。
エンジニア比率は、会社によると思いますが、数%〜3,40%の範囲ではないでしょうか。
初心者でも転職できる?
出来ないとは言いませんが。
正直なところ、入ってから学ぼうと言う方では難しいと思います。
自分で何らかの言語を学習した経験と、自前のアプリケーションを何か作った経験(ポートフォリオ)は必要かなと。
Web系自社サービス企業の選び方は?
興味がないサービスの開発はつまらないでしょうし、身が入らない仕事ほど辛い仕事はないです。
どんなサービスを作っているのか、もしくは今後どういうサービスを展開していく予定なのか。
その辺りを調べて選んでいくのが良いと思います!
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結局どっちがいいのか
個人的な経験から、どちらが楽しいかと言われたら間違いなく「Web系自社サービス企業」と答えます。
あくまで経験してきた個人的な意見です。
サービスの成長を共に感じることができて、自分の貢献度が目に見えるという点がやはりやりがいに繋がる部分です。
まずエンジニア転職したい!業界内で少しずつ勉強して力をつけていきたいと言う方にはSIerを選ぶことをおすすめします
あなたが未経験者で、まずは開発の流れや小さいところから経験を積みたいという段階的に経験値を積んでいきたい方であればSIerをおすすめしたいです。
私もSIerで7年間働いてきましたが、一部の開発やスポットでの開発参加などがあり、最初から最後まで同じサービスに携わることは多くはないです。
ただ、タスクが細分化されているためめちゃくちゃハードルが高い仕事というのもそこまで多くないというのが未経験者歓迎という流れに繋がっていると思います。
開発自体が好きでコードを書くことが楽しいと言う方であれば、さまざまな言語やシステム環境に触れられるので、間違いなく楽しいと思います。
このサービスを開発したい!とか開発だけでなく幅広い知識を身につけていきたいと言う方にはWeb系自社サービス企業を選ぶことをおすすめします
「いや、自社サービスを開発して成果を出していきたい!このサービスを開発したい!」という方であれば間違いなくWeb系自社サービス企業をおすすめします。
プログラミングの勉強をして、ポートフォリオを準備し。その熱量を持って興味のある会社にアタックしていくこと良いです。
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どんな人を採用したいと企業側は思うか
私も現在の会社で採用面接に参加していますが、
未経験者であっても今までの経験の中からどれだけのことをやってきて、これからどうしていきたいか等はっきりと答えられる方は採用したいなと思います。
これからの「のびしろ」に期待したいと思わせてくれるからです。
どんなに経験や技術があっても、サービスに興味なく給与上げたいから転職活動していますというような方を採用したいとは思いません。
やはりこれは、個人の考え方にもよりますが、「人柄」と「やる気」をどれだけ採用担当者に伝えられるかが鍵なのではと思います。
どんなやり方かは、人それぞれだと思います。
- 自分はどんな人間で、どう言うことをしていきたくてエンジニアを目指したのか。
- エンジニアになったらどう成長していきたいのか。
- そのためにどれだけ自分は頑張っていけるのか。
そういった熱意を伝えることができれば、大いに採用の可能性は広がると思います。
さいごに: SIer,Web系自社サービス企業どちらを選べば良いかはあなたの求めるもの次第
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は、SIer,Web系自社サービス企業の違いと選ぶ基準について以下の内容でお話ししてきました。
SIer、Web系自社サービス企業どちらが良い悪いは、結局のところあなたの考え方次第です。
自分が何を求めて転職するのかもう一度考えてみて、自分にあった会社を選びましょう!
- 自分がどういうキャリアを歩みたいのか、どう言うことをしていきたいのか。
- そのためにどういう風に歩んでいきたいのか。
- 自分の考えを整理して、どちらの業態が自分に向いているのか適しているのか判断すると良いです。
やはり自分の意思をハッキリさせておくと、それに伴うプロセスも自ずと見えてきます。
それでもよく会社のことがわからないと言う方にはコチラの記事もおすすめです。
エンジニアとして頑張っていきたいその気持ちを力にして、楽しいエンジニアライフを目指しましょう!
では、また!
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