どもっグーです!
今回は、【B型双子座繊細さんな妻】の過去に迫りたいと思います!
どうして繊細さんになってしまったのか、なぜ自信がなく(自己肯定感や自尊心が低い)なってしまったのか、どんな影響をうけると繊細さんになりやすいのかこの過去に集約されていると言っても過言ではないです。
こんちには、ワイフです。
そうですね。自分の母親との関係や家庭環境は、今考えると現在の敏感・繊細な性格になったことに大きく影響を与えています。
たらればになってしまいますが、もし一般的な家庭環境だったらもう少し前向きな性格で行動できていたのではないかと思うと少し悔しいです。
そんな経験を他の子たちにして欲しくないという思いからお話ししたいと思います。
是非こちらをお読みいただいてから他の記事も読んでいただければと思います。
B型双子座繊細さんな妻とA型射手座大らかエンジニアの僕|自己紹介×きっかけ×願い
妻の生い立ちと家庭環境の変化[自尊心・自己肯定感を蝕まれるまで]
私は、日本とアメリカのハーフである父と日本人の母の間に長女として生まれました。
父は大手の外車ディーラーで働き、当時英語がしゃべれる人材は珍しかったため、それなりの給料をいただいていたそうです。
家庭は裕福な方で、生活に困るようなことはありませんでした。その後、4つ下の妹が生まれさらに楽しい生活が訪れると思っていました。
父と母の中が壊れ始めるまでは…
母親は、父親の身の回りの世話を進んで何でもする人だったそうです。
ネクタイをしめてあげたり、靴下を履かせてあげたり、会社の友人が来れば豪華な食事を作ったり。
そんな世話係のような姿勢が父親の性格をねじ曲げてしまったのかもしれません。
また、ディーラーでの仕事もストレスがかかるような大きい案件を抱え、父親はいっぱいいっぱいだったのかもしれません。
そのうち日々喧嘩をするようになり。それは妻にも飛び火してくるようになりました。
私はお父さん子で、よく父親に懐いていました。母親に怒られた時もいつも助けを求めに行くのは父親でした。
父と母の中が悪くなった頃から、私へのあたりが強くなってきたことは確かです。父に懐いていたこともあって、母の勘に触ったのだと思います。
テストの点数が少しでも悪いとベランダに出され、少しでも反抗的な態度をとると髪の毛を持って引きずられたり罵られました。
また、大事なものを捨てられたり嫌がらせのような行為も幾度となくされました。
そうした行為をされ続け、私はどんどん自尊心を削られていきました。
妹が同じことをしても何もお咎めなし。姉妹間でも差別され扱われてきました。「あの子は良い子だから。あの子はしょうがない」が口癖のようでした。
その後、妻が高校生の時に両親は離婚し、母親と妹と3人で暮らすことになりました。
それから、よく母親にこう言われていたようです。
この言葉を日常的に、しかも幼少期から大学卒業まで言われ続けたら、自分は何もできない人間なのではないかと思い込んでしまうのもうなずけます。自尊心も自己肯定感も失うのは当然のことです。
また、何をしても”見られている” “否定されるかもしれない” “正解はなんだろう”とビクビクしながら生活を強いられたら、”迷惑をかけているのではないか” “私がやっていることは正解だろうか” “どうしようどうしよう” と行動に自制をかけてしまうようになってしまいます。
こうして、気持ちが繊細になり「繊細さん」への道を歩み始め、さらには自信もなくしていったのです。
ただ全て母親が悪いとは言い切れません、その生活環境の変化や夫との関係性の悪化でやり場のない感情が止められなくなってしまったのでしょうから。
しかし、それでも我が子にその吐口を向けてしまったということ。それだけは間違いであることに気づいて欲しかったと思います。
僕と妻の同棲と母親との距離感
それから、社会人になりしばらくして僕たちは出会います。
そんな背景は知らない私からのアプローチでお付き合いを始めるわけですが、付き合い始めて間も無く妻が家出をしてきます。
そう、さすがに実家にいるのが苦しすぎて、1週間くらい母親と別で暮らしたいと思いお願いしました。
そこから母親に挨拶するまで1Kの部屋に居候することになるとは思っていなかったけど。
でも、この行動は最良の行動だったと今でも思います。私にとっても母親にとっても。
さて、急に始まった同棲生活ですが。
そこでまず僕が感じたのは、
少しでも強く触れば、すぐ壊れてしまいそうな薄いガラスのハート。敏感・繊細そんな印象でした。
何をするにも「できるかな」「失敗しないかな」「ドキドキする」と不安を言葉にする。それを考えだすと睡眠すらまともに取れず、体調不良を引き起こす。
外では常に緊張しているのか肩こりがひどく、日々マッサージや私が肩を揉む。悪循環でした。
僕は妻が不安な時には、背中をさすりながら「大丈夫大丈夫」と声をかけ。
また、大きな仕事をした後は「できるじゃん!」のように持ち上げる言葉を言うように心がけていました。
この同棲生活で少しずつではありますが、妻に前向きな感情が芽生え気持ちも上向きに改善していきました。
自尊心を回復させるには、
- “本人の行動や成果を認めること”
- “認めてくれる存在が近くにいること”
これに越したことはないです。
勿論上辺だけの言葉ではなく、具体性を持って認める褒める。そして本人が本人の能力や成果に納得する。
それが1番の薬になるのだと感じました。
そして、この期間は母親の気持ちにも変化を与えました。
同棲を初めて数ヶ月、少しずつ母親とのやりとりもスムーズになってきて僕自身も何度も電話でお会いできないか交渉した結果。
最終的には、ご挨拶に伺うことができました。
これは緊張しました。家出の幇助の彼氏に会うって殴られても仕方ない状況。
確かに、学歴とかどんな仕事してるのかとか細かく聞かれて、マウンティングされそうになりました。
でものらりくらり質問を交わして、最後にはもう1軒誘われるという奇跡が起きました。
あれには確かに驚いたけど。距離感を置いたことでムカムカする気持ちが安定して落ち着いたのかな。あとは、なんだかんだ寂しかったのかも。
今でも私はやっぱり母親に認めて欲しいって気持ちがあって、期待しては裏切られるを繰り返してきているけど。
確かに、ここから母親との関係性は変わったと思う。
僕ら夫婦と母親の新しい関係
それからも紆余曲折あり、最終的には入籍・結婚式を挙げるに至りました。
今では以前のギスギスした妻と母親の関係は目に見えてわかるほどに、普通の親子に近づいていると感じます。
ただ今でも妻は、自分の母親に会うたびに身構えて行きます。
いつ何を言われるかわからない。「身構えていないと何か言われたときにショックが大き過ぎて疲れるから。」と。
そうだね。確かにこの前実家に一人で帰って、夕飯食べて甥っ子と遊びながら話をしたけど。
今までで一番実家にいて楽しいなと思った。こんな気持ちは幼少期以来の感情でした。
やっぱりまだ怖いと言う気持ちは残っているかな。
どうしても過去は消せないし、そう言う要素を持っている母親だと思っているから、完全に心許せる時はなかなかこないんじゃないかと思ってる。
しかし、この良い変化は、連鎖します。
一つは、気軽に母親が我が家に遊びにくるよになったことと、妻が実家に普通に帰るようになったこと。
もう一つは、妻が実家のことで悩まなくなったことで、自分のやりたいこと好きなことに没頭できるようになったこと。
母親もよく笑うようになり、話をしていても変にマウンティングを取ってきたり嫌味を言ったりということも少なくなりました。
物理的に距離を取ることで、自分と向き合う機会が生まれ、ようやく母親も新しいスタート地点に立てた。
母親と距離を起き精神的にも安定したことで、妻も自分の道を歩き出せる地盤が整いました。
今でも僕は妻に安心してもらえるような声かけや褒めることは欠かしません。
しかし妻もまた、自分から褒めて欲しいと言えるようにもなってきました。それは自分が達成したことを認めてくれる僕という存在を信用してくれているからです。
夫婦に限らず、信頼関係は一朝一夕では気づくことはできません。
毎日の気遣いや心がけから徐々に生まれるものです。時間はかかると思いますが、真摯にその人と向き合い対話していくことが一番大切です。
さいごに: 自尊心・自己肯定感は幼少期からの親との関係が重要。対人繊細さんにならないために
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今回は、妻の過去の出来事にフォーカスを当ててきました。
自尊心や自己肯定感が低い人の特徴に「認められてこなかった」という過去が深く関わっています。
抑えられて抑えられて、親との関係を断つ人もいるくらいです。
社会に出て、それに気付く人も多いと思います。
そして、幼少期に否定され続けてきた人は、今でも否定されることに怯えて過ごしています。
常にビクビクしながら行動を考え、迷惑をかけないよう邪魔にならないように周りの空気や人に敏感・繊細になっている人も多いです。
これも自尊心や自己肯定感の低さに引きずられていることが考えられます。
自由に自分の考えで行動していいんだ、その行動は正しいんだという感覚を持ってもらえるように周りからサポートをしてあげましょう。
気を遣われることも嫌だと言う方もいますが、だからと言って無視・ないがしろにされることは最も恐怖を感じることです。
また、そういった感覚をもっている方は、自分を認めてもらえる環境を見つけることが大事です。そうでない場所なのであればすぐに逃げましょう。
この逃げることを躊躇してはいけません。これは自分の未来のための回避です。
自分を認めてくれる人は無数にいます。一人ではないことを忘れないでください。
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